日記で登場する人々

ごちゃごちゃして来たので日記に出てくる人々をまとめなおしてみました。
長いので追記に。

・レンジィ＝ア＝イーオ
Eno.1301。日記本文中の「俺」にあたる人物。詳細は別記事にて。
異世界出身の、水と氷を操る魔術師。偽島滞在中にうっかり三十路を過ぎた。
自分の意志ではなく、騙されて強制的に偽島へと飛ばされた。そのため探索を進めながら元の世界へと帰る方法を探しているが、帰りたい理由には色々あるようだ。


・ロージャ
レンジィが持っている「喋る」杖。一人称は「僕」。詳細は別記事にて。
きざったらしく嫌味でワガママだがお人好し。戦闘では鈍器と術の媒介と増幅器をかねる。主人であるレンジィの事は馬鹿にしつつも心配している様子。
作品としての名称は「ラスコーリニコフ」。異世界の詩がモチーフらしい。


・謎の男
レンジィを騙し、偽島に飛ばした魔術師の男。様々な系統の術を上手く継ぎ合わせたものを得意としていた。偽島に転送された際に記憶操作をされたようで、レンジィは彼の顔も名前も思い出せない。
彼がレンジィを偽島に送った理由は不明。


・センジィ＝ナ＝イーオ
レンジィの双子の弟。一卵性双生児であるため、顔と声は瓜二つ。
悪の秘密結社の下っ端スナイパー。穏やかでおっとりしているが、常に卑屈で異常に腰が低い。一人称は「俺」。語尾が「～っす」になる妙な敬語を使う。
精神年齢がやたらと低く、自分の年齢を自覚できないまま30を超えてしまった「大人になり損ねた大人」。レンジィに対しては劣等感と恨みと兄弟愛がごちゃごちゃになった複雑な感情を持っている。

レンジィは時折彼の夢に接続して元の世界の情報を知ろうとしていたが、現在はセンジィも元の世界ではない場所にいるためあまりあてにできなくなった（それでも弟が心配なのでたまに通信している）。


・フェダ・ガルサ・ロル
通称「先生」。レンジィの魔術の師で、父アダマースの友人でもある有翼人。ボーイッシュな外見をした少女に見えるが、歳を取るのが遅い種族であるため実年齢は80～90歳代。
「使えるものは何でも使え」が信条。種族の性質から来る膨大な魔力をあてにして無理矢理ねじ合わせた「色んな術がごちゃ混ぜになった術」を使う。
彼女自身は元の世界にいるが、時々弟子であるレンジィの様子を見に来る。


・グラーシャ
レンジィの婚約者だった女性で、彼が身につけている青い髪飾りの持ち主。
鉛色の長い髪に深い群青色の目が特徴。本名はグラフィーラ。
年齢はレンジィの一つ下。思慮深くもの静かな一方でしたたかな面も持ち合わせており、先を急ぐあまり暴走しがちだったレンジィを上手く制御していた。

レンジィとの結婚準備で出かけた町で大規模な馬車の事故に巻き込まれ、23歳で他界してしまう（この際レンジィは重傷を負ったが助かり、左脇腹の傷はその時についた）。
母親の形見として2つで1組の髪飾りを身につけていたが、事故の際に片方が破損。残ったもう片方を現在レンジィが身につけている。